“人生にもっとワクワクを。”農業体験から始まる、障がい者事業の新しいカタチ
はじめに
私たちの人生は、たった一度きりです。せっかくなら「やってみたい」と思えることに、チャレンジできる環境があってほしい。そんな想いから、私たちは日々、障がい者の方々に向けてさまざまなサービスを提供しています。
今回は、当事業が取り組もうとしている“新しいチャレンジ”の一つ、農業の現場と連携した体験型活動についてご紹介します。生活介護や放課後等デイサービスの枠を越え、人生を豊かにする時間を届けたい――そんな想いから生まれたこの取り組みには、たくさんの笑顔と、ちょっとした成長が詰まっています。
農業とのタイアップが生んだ新たな可能性
知人の農家の方々と手を取り合い、私たちは農作業を身近に感じられる活動をはじめようと動いています。
内容としては、最初は野菜の袋詰めといった軽作業ですが、参加者の特性や体調に合わせて無理なく楽しめるようにしていきたいと考えています。
そして、先々では農業という日本の礎である内容に少しでも関わることができ、かつ「土に触れ、自然と向き合うこと」の大切さを改めて皆様に感じていただけることができれば嬉しいと感じます。特に、今は「土や自然と触れ合う」という事自体できない、させたくない、というお話も聞きます。
しかし、私たちは皆様の生活に少しでも刺激があり、喜んでもらえ、その経験が未来に繋がることに重点を置きたいと思っております。
無理強いすることなく、自主的に参加していただける方から一緒に取り組んでいこと思っております。
季節ごとの作物に関心を持ったり、自分の手で袋詰めした野菜が出荷していく様子に喜びを感じたりと、普段の生活では得がたい“実感”を得ていただきたいと思っております。
作業を通じて得られる「刺激」と「自信」
外に出て太陽の光を浴び、誰かと協力して作業をする。
それだけで、気分がリフレッシュされ、自然と笑顔が増えていきます。
袋詰めのような細かな作業にも、達成感があります。
「自分にできることがある」という自信は、やがて行動の幅を広げていく大きな原動力になります。
今回の取組み以外でも、最初は見学だけだった利用者の方が、次第に手伝いたいと言ってくれたり、率先して準備をしてくれたりという事もあり、ポジティブな変化が日々の中で見られるようになってくると思います。
“やりたい”を見つけるきっかけに
この取り組みを通して「やってみたら、楽しかった」という声が少しずつでも増えるのではないか、と思っております。
はじめは不安もあると思いますが、少しずつでも作業をすることで、自分に自信がつき、結果として喜びに繋がると思います。
もちろん、すべての人が農作業に興味を持つわけではありません。
でも、「選べる」という選択肢があること自体が、人生を前向きに変えるひとつのきっかけになるのです。
やりたいことに出会える場所。挑戦してみたくなるきっかけ。それを、私たちは生活介護や放課後等デイサービスの中に増やしていきたいと考えています。
安心して体験できる環境づくり
取り組みにあたっては、衛生管理や熱中症対策、怪我の予防など、安全面の配慮も徹底しています。
参加者一人ひとりのペースに合わせて活動時間や内容を調整し、無理なく参加できることを最優先にしています。
また、農家の方も障がい者支援への理解が深く、参加者に対して温かく、丁寧に接してくださいます。
地域とのつながりの中で生まれる安心感が、活動の質をさらに高めています。
次に目指す、新たなチャレンジとは?
この取り組みが成功すれば、私たちはこれからも新しいことに挑戦していきます。
例えば、作った野菜を地域のイベントで販売する「小さなお店づくり」や、作業風景を写真に残して作品展を開く「アート活動」など、アイデアは尽きません。
重要なのは、「やりたい」を叶える選択肢をどれだけ多く持てるか。
その先にある笑顔と達成感の輪を、もっともっと広げていきたいと考えています。
おわりに:あなたの「やってみたい」を応援したい
私たちの施設では、日常生活のサポートだけでなく、人生そのものを豊かにする“体験”を大切にしています。
生活介護や放課後等デイサービスの枠にとらわれない、新しいスタイルの支援をこれからも追求していきます。
興味を持っていただけた方、まずはお気軽にお問い合わせください。
あなたの“やってみたい”を、私たちは全力で応援します。