前向きに生きるということ
福祉の仕事をしていると、「優しい人ですね」と言われることがある。
もちろん優しさは大切だ。利用者様の気持ちに寄り添うこと、不安に耳を傾けるこ、
困っている時に手を差し伸べること。それは福祉に携わる者として欠かせない。
しかし私は思う、優しさだけでは利用者様を守れない厳しい現実かもしれない。
だが事実だ。
知識がなければ守れない。
技術がなければ守れない。
観察力がなければ守れない。
チームワークがなければ守れない。
そして何より、自分自身が成長し続けなければ守れない。
前向きな人とは、
いつも笑顔の人ではない。
失敗しない人でもない。
叱られない人でもない。
自分の未熟さから逃げず、できなかったことを認め、学び続ける人だ。
逆に、言い訳をする人、人のせいにする人、環境のせいにする人、指摘を拒む人。
そういう人は成長が止まる。
成長が止まるということは、支援の質も止まるということだ。
それは巡り巡って、利用者様の不利益につながる。
福祉は自己満足の仕事ではない。
「私は頑張っています」ではなく、
利用者様やご家族様に「ここに通ってよかった」と思っていただけることが大切だ。
だからこそ私たちは、昨日の自分より今日の自分。今日の自分より明日の自分。
少しずつでも成長し続けなければならない。
成長をやめた瞬間から、支援者ではなくなる。優しいだけの支援は時に利用者様の可能性を奪う。
本当に必要なのは、利用者様の未来を考え、時には厳しさも持ちながら、自分自身も磨き続ける覚悟だ。
私はそう思う。
優しさだけでは利用者様を守れない。
本気の成長こそが最大の支援である。
利用者様の人生に関わる以上、私たちは昨日の自分に負けてはならない。

