やらずに悔やむより、やって悔め。
― 失敗してなんぼ。傷つかずに、人生は楽しめない。―
人生を振り返ると、「あの時、やっておけばよかった」と思うことがいくつもあります。
逆に、「やらなければよかった……」と思ったことも、もちろんあります。
でも、不思議なことに、今になって強く残っているのは、失敗したことより、挑戦したことなんです。
私はこれまで、介護・福祉の仕事をしてきました。
当然、すべてが順風満帆だったわけではありません。
判断を間違えたこともあります。
思ったようにいかなかったこともあります。
人に裏切られたと感じたこともあります。
自分の考えが甘かったと痛感したこともあります。
「こんなこと、やらなければよかった」
そう思ったことだって、一度や二度ではありません。それでも、今思うんです。
失敗したからこそ、見えたものがあった。
失敗したからこそ、人の痛みが少し分かるようになった。
失敗したからこそ、簡単に人を責めなくなった。
失敗したからこそ、「次はどうする?」と考えられるようになった。
そして何より、傷ついたからこそ、人は強くなれる。
私はそう思っています。
最近、仕事をしていると、
「失敗したらどうしよう」
「怒られたら嫌だ」
「自信がない」
「もう少し様子を見てから……」
そんな言葉を耳にすることがあります。
もちろん、慎重さは必要です。
利用者様の命や生活に関わる仕事ですから、何でも勢いだけでやればいいとは思いません。
でも、「失敗しないこと」と「何もしないこと」は、まったく違います。
失敗しないために何もしない。
傷つかないために一歩も踏み出さない。
嫌われないために、必要なことを言わない。
責任を負いたくないから、誰かの後ろに隠れる。
それで、本当に人を支援していると言えるのでしょうか。
私は違うと思います。
福祉の仕事は、マニュアル通りにやっていれば全部うまくいく仕事ではありません。
人間を相手にする以上、毎日が想定外です。
昨日できたことが今日はできない。
昨日笑っていた人が、今日は泣いている。
「大丈夫」と言っていた人が、実は全然大丈夫じゃない。
そんなことはいくらでもあります。
だからこそ、
考える。
動く。
失敗する。
振り返る。
また挑戦する。
この繰り返しが、支援者を成長させるのだと思います。
私は、これからも挑戦します。もちろん、失敗すると思います。
たぶん、かなり失敗します(笑)。
でも、それでいい。失敗してなんぼです。
転んだら、立てばいい。
恥をかいたら、次に活かせばいい。
間違えたら、認めればいい。
傷ついたら、その傷を無駄にしなければいい。
人生は、傷ひとつなく歩くことが目的ではありません。
傷だらけになっても、自分の足で歩き続けることに意味がある。
私はそう思っています。
そして、これは職員にも伝えたい。
「失敗したくない」は、時として「成長したくない」と同じ意味になってしまいます。
何もしなければ、確かに失敗はしません。
でも、何もしなかった人間には、何も変えることはできません。
利用者様の可能性を引き出したいなら、まず私たち自身が可能性に挑戦しなければならない。
「できない理由」を探すのではなく、「どうしたらできるのか?」を考える。
それが、私たちの仕事だと思っています。
やらずに後悔する人生より、やって、悔しがる人生でいい。
失敗して、落ち込んで、恥をかいて、傷ついて、それでも、「もう一回やってみよう」
と立ち上がる。そんな人生のほうが、私は面白い。
だって、傷つかずに人生を楽しもうなんて、虫が良すぎる。
本気で生きれば、傷つく。
本気で挑戦すれば、失敗する。
本気で人と向き合えば、嫌われることもある。
それでもいい。
それだけ本気だったということだから。
私はこれからも、失敗を恐れずに前へ進みます。
そして、失敗した職員を責める会社ではなく、
挑戦しなかったことを「仕方ない」で終わらせない会社でありたい。
やらずに悔やむくらいなら、やって悔め。
転んだら、また立て。傷ついたら、その傷を力に変えろ。人生は一度しかない。
だったら私は、
無傷の人生より、傷だらけでも「やってよかった」と言える人生を選びたい。
今日も笑顔で…

