教えた!伝えた!……で、あなたは何を学んだの?
仕事を教えた。
何度も説明した。
注意もした。
時には、こちらが喉を痛めるくらい話した(笑)。
それなのに、同じことを何度も繰り返す。さて、これは誰の問題でしょう?
教える側?
教わる側?
それとも、両方?
最近、つくづく思うことがあります。
「教えた」と「伝わった」は違う。
「伝わった」と「理解した」も違う。
そして「理解した」と「行動できる」は、もっと違う。
ここ、大事です!
教える側は「前にも言いましたよね?」と言う。
教わる側は「聞いていません」「分かりませんでした」と言う。
……いやいや、どちらも一歩も前に進んでいませんけど(笑)。
人を育てるというのは、口で説明して終わるほど簡単なものではありません。
教える側には、相手が理解できるまで伝える工夫が必要です。
しかし、教わる側にも責任があります。
何度も同じことを聞くならメモを取る。
分からないなら質問する。
失敗したなら原因を考える。
次はどうすればいいのか、自分で考える。
まさか、教えてもらったことを右から左へ受け流して、翌日には新品の脳みそに戻っている……なんてことはありませんよね?(笑)
そして、もうひとつ。
職場でよく見かけるのが、「言われたことはやるけれど、言われないことはやらない人」。
これでは、仕事をしているというより、指示待ちのアルバイト状態です。
福祉の仕事は、毎日同じことの繰り返しに見えて、実は毎日違います。
利用者様の表情も、体調も、気持ちも違う。
昨日うまくいった支援が、今日もうまくいくとは限りません。
だからこそ、自分で考える力が必要なのです。
「言われていないからやりません」
「聞いていないから分かりません」
「前の人もそうしていました」
この三大言い訳が揃ったら、もう立派な言い訳の三冠王です(笑)。
でも、私たちが目指しているのは、言い訳のプロではありません。
利用者様にとって何が必要なのかを考え、自分で判断し、行動できる職員です。
もちろん、育てる側の責任もあります。
教えたつもりになっていないか?
相手に伝わる言葉を選んでいるか?
失敗を責めるだけで終わっていないか?
私自身も振り返らなければなりません。
ただし、いつまでも手取り足取りでは、お互いに成長しません。
いつまでも誰かに答えを求めるのではなく、自分で答えを探す努力も必要です。
会社は学校ではありません。
でも、人が成長できない会社にもしたくありません。
教える人も成長する。
教わる人も成長する。
そして、お互いに成長を喜べる職場でありたい。
最後に、職員の皆さんへ。
「教えてもらっていない」と言う前に、自分から学ぼうとしましたか?
「伝えてもらっていない」と言う前に、自分から確認しましたか?
「何度も言われる」と思う前に、なぜ何度も言われるのか考えましたか?
耳が痛い方、いらっしゃいますか?
大丈夫です。
私も社長という立場ですが、耳が痛い話は山ほどあります(笑)。
教えたことを忘れるのは仕方ない。
しかし、成長しようとすることまで忘れてはいけない。
人を育てるのは、教える側だけの仕事ではありません。
自分を育てられるのは、最後は自分自身です。
さて、明日からどう変わりますか?
まさか、この記事を読んで「いい話だったなぁ」で終わらせませんよね?
読んだだけで成長した気分になるのは、今日で卒業しましょう(笑)。
今日も笑顔で、そして本気で!

