「あなたの物差しは、誰を守っていますか。」
福祉で一番危険なのは、優しい人ではない。『自分は正しい』と思い込んでいる人だ。
人は、自分の物差しでしか物事を見ません。
「私は頑張っている」 「これくらいで十分 」 「私は悪くない」
そうやって、自分に都合のいい長さの物差しを作って生きています。
でも、その物差しで測っているのは、本当に利用者様でしょうか?
それとも、自分のプライドでしょうか?
福祉の現場で一番怖い人は、知識がない人ではありません。
「自分は間違っていない」と信じ切っている人です。
そんな人は、人の話を聞きません、反省もしません、変わろうともしません。
だから、利用者様は成長できず、職場も成長できません。
本人だけが気付いていないのです。
厳しい言い方をします。
自分の物差ししか持たない人は、支援者ではありません。
それは支援ではなく、自己満足です。
「私はこう思う」 「私はこうしてきた」 「前の職場では…」
その"私は"を利用者様に押し付けた瞬間、支援は終わります。
利用者様が必要としているのは、あなたの正しさではありません。
利用者様にとって何が正しいのか?
そこを考え続ける人だけが、本当の支援者です。
会社にも同じことが言えます。
理念があるのに、自分の考えを優先する。
ルールがあるのに、自分の都合で曲げる。
それは個性ではありません。
組織を壊す原因です。
私は、意見の違う人は歓迎します。
でも、理念の違う人とは一緒に歩けません。
福祉はチームです。
一人の勝手な物差しが、一人の利用者様を傷つけることがあります。
だから私は、妥協しません。
厳しいと言われても構いません。
嫌われても構いません。
利用者様を守るためなら、その役目は私が引き受けます。
最後に。
もし、この文章を読んで腹が立ったなら、一度だけ考えてみてください。
その怒りは、私に向いているのでしょうか?
それとも、自分の物差しが揺らいだからでしょうか?
耳が痛い話ほど、人は避けたくなります。
しかし、本当に成長する人は、耳の痛い言葉から逃げません。
優しさだけでは利用者様は守れない。
成長し続ける覚悟を持った人だけが、人の人生に関わる資格を持つ。
そして私は今日も、自分自身の物差しを疑い続けます。
人を測る前に、自分を測れ。
それができない人に、人を支える資格はありません。

